ごんべのうた

五行歌もどきや駄句だくなどの倉庫です。
よろしかったらご笑覧ください。

こころ

 りっしんべんは
 心なのだね
 快いっていう
 情けでもある
 それから怪でもある

 したごころは
 思うだし
 恋だし
 耳赤くしての
 恥ずかしィでもある

 若い心でいると
 惹かれる
 囲ってしまうと
 悶える
 心の置き場所なんだ

 偲んだり
 忍んだり
 悔やんだり
 恨んだり
 ぜんぶ心なんだなァ

9月の駄句だく

静けさや指先とまる秋の蝶

16921-my25

秋時雨ここから先が濡れたみち


 

10月の駄句だく

心なき風に乱れし酔芙蓉

稻はずに寄っかかってる古案山子

斜め日にえぬころぐさの黄金色

霧のなか通りぬけしに先も霧

赤とんぼ翅忙しく宙にゐる

19621-a8
 

9月の駄句だく

秋の野や出水のあとの濁川

雨匂う窓辺の風や秋涼し

紺碧のグラデーションを鳥渡る

曼珠沙華の赤竹林染めにけり

秋桜を離れた蝶が風に乗る

テーブルに落花生ありて夜が更ける

石仏の足許紅し曼珠沙華

ものみなが釣瓶落としのシルエット

新しき歳時記買いし汀女の忌

うすやみに月を探すやそぞろ寒

子らの声広場にあふれ秋彼岸

野良猫がゆくて横切る秋の園

花の野に寄り添う人がゐて愉し

空澄みて揚羽もつれし彼岸花

もの悲し音もなく降る秋の雨

きちきちが慌てて歩むさきへとぶ

見下ろせば湖面残照青みかん

5月の駄句だく

独り身も八歳となりぬ青紅葉

朝曇りラジオ聞きつつパンを焼く

ひとひらの竹落ち葉して閑かなり

束の間の富士の姿や五月晴れ

青嵐去りし夜明けに富士見ゆる

あおあらし手許の暗さに本閉じる

朝凪やものみな染めて日が昇る

五月雨の音なきままに道濡らす

葉の裏の日差しもやさし夏に入る

そよ風が枝先揺らし夏立ちぬ

はつらつと物みな新た夏立ちて

目覚めれば五月の雨は音もなく

東天にふと気がつけば夏の月

さくらんぼ二粒映えて若葉萌ゆ

艶やかなガーベラ咲いて五月入る

4月の駄句だく

窓枠に名も知らぬ虫あたたかし

まわりには緑ばかりなり夏野原

春風に綿毛が身をば委ねたり

花影に黒揚羽いて静かなり

窓染める茜のそらや四月尽

独り身のものがなしさよ春惜しむ

真ん中に新入生入れて登校の列

今日もまた雨降りやまず啄木忌

春深し雨降る朝に憂い増し

春の川ゆうべの雨の笹濁り

春風や遠きビルの窓光る

花片にしずくがキラリ風光る

ごんべ爺ィの誕生日なり花祭り

雨後のかぜ花散ってなお肌寒し

アザレアの赤きを厭う春愁あり

物の芽やわがガーデンに春匂う

ほの白き花の下より子らの声

躊躇いのあとに着込んで花曇り

足止めの雨がしとしと花盛り

小雀の胸毛そよそよ春の風

3月の駄句だく

 天も地も現世ながら春がすみ

 線香のかおり漂う彼岸入り

 二度寝してまだ降りやまぬ春の雨

 春陰やどこぞの寺で鐘が鳴る

 よみがえる木々もろもろに春の雨

 散歩路に子らの声充つあたたかし

 遠山の淡き重なり凍て返る

 遠富士が茜に染まり凍て返る

 大勢のひとに紛れて梅の宴

 憂いをば抱くこころに落ち椿

 草萌えて噴水玉のはじけおり

 春風やつくしほとけのざ足許に

 春霞へいま融けかかる遠き富士

 田おこしの土の匂いやつくしんぼ

 春眠や昨夜のままのマグカップ

 雨あとの水溜まりにある春の空

 春雨やちいさき川の薄濁り

 やわらかに水辺を染める薄紅?

 春めいて冷珈舌に心地よく

 春がすみ軒でほろろと鳩が鳴く

 終日ののんべんだらりん春朧

 山吹の小径をひとり彷徨えり

 たんぽぽやぶつかりあいて子らがゆく
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