ごんべのうた

五行歌もどきや駄句だくなどの倉庫です。
よろしかったらご笑覧ください。

彼岸花

18929-f1

あのひとの
面影薄れしを
詫びながら
彼岸花の咲く
墓地歩む

シアワセって?

1829-mk42

シアワセの
ピンからキリのなかで
自分の手の届く
シアワセでよしとしたら
明日からもずっとシアワセだよ

人の知恵が
どんなに進んでも
明日のことは
誰もわからない
だから明日を案じることはない

シアワセな人も

シアワセでない人もいないんだ
シアワセだって思う人と
シアワセじゃないって
思う人がいるだけなのさ


1082-f01

海を見ていると
潮の香をかぐと
落ち着くのは
この身体のなかに
漁師の血が流れているせいなのか

船酔いにはとことん弱い
漁師の曾々孫は
ゆらり、ゆらり、ゆらり
ひさしぶりに大海原に出た夢を観て
ちょっとだけ血が騒いだ


夕景

17717-a1
 
夕日は
毎日
沈むけれど
おなじ夕景を
みることはない 
 

こころ

 りっしんべんは
 心なのだね
 快いっていう
 情けでもある
 それから怪でもある

 したごころは
 思うだし
 恋だし
 耳赤くしての
 恥ずかしィでもある

 若い心でいると
 惹かれる
 囲ってしまうと
 悶える
 心の置き場所なんだ

 偲んだり
 忍んだり
 悔やんだり
 恨んだり
 ぜんぶ心なんだなァ

9月の駄句だく

静けさや指先とまる秋の蝶

16921-my25

秋時雨ここから先が濡れたみち


 

10月の駄句だく

心なき風に乱れし酔芙蓉

稻はずに寄っかかってる古案山子

斜め日にえぬころぐさの黄金色

霧のなか通りぬけしに先も霧

赤とんぼ翅忙しく宙にゐる

19621-a8
 
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